Япония: цивилизация, культура, язык 2022

ЯПОНИЯ: цивилизация, культура, язык 2022 530 Великое землетрясение в Восточной Японии и роль культа Рюдзин 『東日本大震災と龍神信仰の役割』 (Хасимото Кобун 橋本弘文 ) 1 はじめに 日本における「龍(神}」および「蛇(身}」はほぼ 同体とし、特に「水をつかさどる神」として、さまざま な形態で列島各地に取り込まれ現在も崇拝対象として数 多く現存している。 現代日本では水道の蛇口さえひねれば豊富な「水」が 得られ、生活の中に「水」があることは当たり前のよう になっている。しかし、ほんのすこし前までの日本人は 「水の大切さ」「水の恐ろしさ」を痛感しており、各地 で「水の神さま」を大切に奉祀してきた。 「水の神さま」を列挙すると主に「水神」「雷神」 「龍神」「湯神」「井戸神」「不動明王」「弁財天」が 多く含まれ、神道系、仏教系、その混在型在来信仰が祀 られてきたものはひとくくりに「水の神さま」として考 えられてきた。そこには列島日本が昔ながら、干魃によ ってもたらされる食糧難・飢餓。洪水による氾濫、大地 震による大津波など、多くの人命の喪失といった歴史を 繰り返してきた経緯がある。日本人とって「水」は良く も悪くも切っても切れない重要な存在であるのは間違い ない。 清潔な水で眼病治療あるいは眼病・ 伝染病予防の祈願 として「不動明王(不動明王は龍神の巻き付いた剣を持 っているものが多い)」、降雨・止雨のために「龍神」 へ祈りを捧げる、航海・漁の安全祈願 に「八大龍王」な ど数えれば暇がないが、そのどれもが共通して「龍」を 神格化している点である。「龍神」は雨・水などをつか

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